「ゴミ屋敷になってしまう理由を知りたい」
「ゴミ屋敷の対処法は?」
「東京でゴミ屋敷を掃除してくれる業者を探している」
新型コロナウイルス感染症の影響で、家にいる時間が長くなった今、「おうち時間を心地よくしよう」と、普段使っていないものをフリマアプリで販売したり、人に譲ったり、あるいは処分して物を少なくする方が増えています。
断捨離を行っている方の共通の感想は、「物が少なければ片付けが楽」「購入するときに本当に必要かどうかじっくり考えて買うようになった」ということです。
このように断捨離は気持ちもプラス面に左右する一方で、物を捨てられずにゴミ屋敷化する家も社会現象になっています。
目次
なぜゴミ屋敷が社会現象になってしまうのか?
なぜゴミ屋敷が社会現象になってしまうのかというと、日本では少子高齢化、核家族化が進み、ゴミ屋敷に住んでいた方が亡くなると、その家を片付ける人がおらず、酷いときには近所に悪臭が漂うほどの問題が起こるからです。
断捨離している方のように「必要かどうか考えることができる」一方で、ゴミを捨てられないという方が一定数存在するのです。
ゴミ屋敷の住人とて、最初から家中に物があふれていた訳ではないでしょう。
ゴミ屋敷になってしまう理由
ではなぜ、家がそんな風になってしまうのか、原因を探っていきましょう。
物を捨てることをもったいないと思ってしまう
一つ目は「物を捨てることをもったいないと思ってしまう」からです。
これは高齢者の方に多い原因ですが、今の物があふれている世の中ではなく、戦後のまずしい時期を生き抜いて来た方の中には「まだ使えるものを捨てるのがもったいない」「まだ食べられるのにもったいない」という意識が働くのです。
とは言っても一人でお住まいの方は、もったいないからと取っておいても食べる機会がなくなってしまい、賞味期限が過ぎた結果、ゴミ化してしまうのです。
衣服に対してもそうです。
自分が着ないような服でも「もったいないから」と捨てられず、またこうした方には使わないものでも人からもらってしまうという習性があるため、結果として家に物があふれてしまうのです。
このような理由で家に物が溢れてしまう方の意識を変えるのは非常に難しいものです。
寂しさを物で埋め合わせている
二つ目の原因は「寂しさを物で埋め合わせている」ということです。
家がゴミで溢れている方に多いのが、「一人暮らし」の方です。
また、そのような方は社会と断絶していて、人と話すことが少ないため実は孤独を抱えているのです。
そのため、物質的な豊かさで埋め合わせようとしてしまうことがあります。
このような方に対する方法は、単に物を捨てさせるだけではなく、話をしてコミュニケーションを取ることが重要になってくるのです。
世界が自分一人、自分の家だけではなく、ほかとつながることで客観的に家を見ることが出来るようになれば、ゴミ屋敷も片付いていくことがあります。
どれだけ家が汚くても気にならない
三つ目の原因としては、単純に「どれだけ家が汚くても気にならない」という方です。
中には生ごみを捨てず、家の中から悪臭が漂っていることすらありますが、このタイプの方は、もし人に物を捨てられても気にしない代わりに、たとえどれだけ散らかっていても気にならないため、他人が家を片付けてくれたとしてもすぐに元に戻ってしまう可能性があります。
忙し過ぎて家の片付けに目が向かない
四つ目に考えられるのは、「忙し過ぎて家の片付けに目が向かない」というパターンです。
このようなタイプの方は、一旦外に出ればバリバリのキャリアウーマンやサラリーマンタイプが多いのですが、外に目が向いていることが多いため、家の中にまで意識が回らないです。
そしてこのようなタイプの中には、自分で片付けが行えないため、清掃業者や家政婦を利用して、家の中を心地よく保つアドバイスが有効です。
一人暮らしの方に多い
ほかにもさまざまな原因がありますが、どのパターンにも共通しているのが「一人暮らしの方に多い」ということです。
ゴミ屋敷も、最初から家にゴミがあふれていた訳ではなく、そうなる原因があるはずなのです。
寂しさから物を溜め込んでしまう人であれば、もともと一緒に暮らしていた方が家を出たり、亡くなったりすることで寂しさをつのらせ、家に物を溜め込んでしまうということもあります。
中には、家が汚いことを自覚していて、きっかけさえ掴むことが出来れば、物を溜め込むことを辞められる人もいます。
汚部屋の特集でテレビに出演し、片付けを行ってもらうタイプにはこのような方が多いのです。
まとめ
そしてゴミの多い家をテレビ番組の企画や、掃除業者に委託して片付けてもらった場合には、「これからも散らからない方法」を教えることが重要です。
そうでなければ、せっかく一度はきれいに片付いた家も、また元に戻って汚くなってしまいかねません。
物で寂しさを紛らわせていたタイプの方であれば、定期的なコミュニケーションを続ける、仕事が忙しくて片付けられないタイプの方であれば、定期的なハウスクリーニングを依頼するなど、個々に応じた、家を清潔に保つための工夫が必要になってくるのです。
日本は少子高齢化が進み、社会問題としてますます深刻化する可能性が出てきます。
そのためにも人によってアドバイスを使い分ける必要があるのです。
最終更新日 2025年7月19日 by errestauro