外壁塗装ほど手抜きをしやすい工事はない。
そのように言われるほど、外壁塗装業界には悪質な業者が残念ながら数多く存在します。
もちろん質の高いサービスをリーズナブルな価格で提供している企業も数多くありますが、あきらかに手抜き工事をされてしまったり品質に見合われない高額費用が請求されたといったトラブルが絶えません。

塗装工事にほぼ定価が存在しない

なお、このようなトラブルが絶えない背景には、塗装工事にほぼ定価が存在しない、という事実が大きく影響していると言われています。
これは、その内訳は塗装代や工事の人件費に加えて足場の設置や解体費用、さらには依頼先によって異なる諸経費が加わるため、相場がはっきりと決まっているとは言えない複雑さが由来しています。
また、使用する塗料の品質によってその価格に大きな差がある点にも注意が必要です。
加えて、外壁の面積や劣化具合によっても作業時に実際に使う塗布量や補修内容も変わってくるので一概にほかの建物を塗装した場合とその価格を比較することはまずできません。

複数の企業に見積もりを依頼する

そのため、その契約にあたって適正価格でその工事をしてくれる企業であるかを見極める手段としては、まず複数の企業に見積もりを依頼し、提案されたプランの詳細をしっかりと比較することが重要です。
これにより、値段に関するトラブルは回避することができます。
目安としては3から5社に少し手間になりますが見積書を作成してもらうことで、依頼した外壁塗装にかかるおおよその費用相場や適切な塗料、必須となる工事や不要な工事などの基準を判断しましょう。

実際の塗装現場を確認させてもらえるか尋ねてみる

加えて、外壁塗装が終わった地点では素人の目では手抜き工事をされたことになかなか気づくことができない点にも注意が必要です。
本来の耐用年数はまだあるはずなのに、数年後に塗膜が激しく劣化して初めて実は悪質な工事をされていた。
その事実が発覚するというケースも多くあります。
そのような企業への依頼を回避するためには、実際の塗装現場を確認させてもらえるか尋ねてみるのがおすすめです。
これは、外壁塗装の手抜き工事の代表はきちんと下地処理を3回しないというものや薄めて使うといったものだからです。
これら知識を少し持っていれば、現場を見たいということばに悪質業者はひるみます。

まとめ

少し気が引けるかもしれませんが、その一言を言ってみて相手の反応を確認してみてください。
さらに、外壁の劣化は外から見て判断しやすいので飛び込み営業をされやすくそれゆえに騙されるケースが多いと言われています。
突然訪問してきて営業された場合にはすぐに契約するのは絶対にやめましょう。

 

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最終更新日 2025年7月19日 by errestauro